日本人の心は桜にある。
昨夜仕事帰りに肌寒い雨の夜桜を見ていました。「敷島の大和心を人問わば朝日に匂う山桜」江戸時代に古事記の編纂をした本居宣長の一句ですね。日本人が桜を尊ぶのは平安時代の頃からだろうか。
実は万葉集の時代は中国伝来の梅が主流だったが、古今和歌集が編纂された頃からは今日の桜に代わっていった。また花見の起源も812年の嵯峨天皇の時代に京都の神泉苑で設けられた花見から、貴族の間に広まりそれが今日に至るというわけです。
さて、冒頭の山桜はソメイヨシノとは違う種ですが、同じ時期に開花します。日本人の心を説いた本居宣長は映画「東京物語」の監督でも有名な小津安二郎とは縁戚関係にあります。
日本の心を問えば何か因果を感じますね。ちなみに山桜は鎌倉市のシンボルでもあります。