英語の発音で音を発しない単語がある。代表的なのはGとHで、Gはgod（神）Hはhuman（人）であり、この両者は欧米
つまりキリスト教圏では並立で表現する事は日本でいう不敬に当たるらしい。
だから発音しないのである。一神教の世界はとても戒律が厳しい。にもかかわらず、争いは絶え間なく続くように思えてならない。
日本では神は８００万以上存在する八百万の神々が住む国とされるから、争いようがない。
西暦２３８年（応神１４年）に渡来したと言われる秦一族が創建した今日の神社も神仏混合または一体とされ、日本では人が神になる。まさしく欧米では不敬な話かもしれない。
明治から天皇と皇室は人間なのに「神」と崇め欧米の万物の創造主の「神」と混同されるから、日本人は混乱するのかもしれない。
クリスチャンの方々がこの見解を強く主張されるのもこの所以である。故に日本の神は人が造り欧米の神は人を造った神だと。
しかし、日本の歴史は皇統の歴史なのであり、神話から生まれ、天下ることによって神が地上の世界を統治した歴史である。
皇祖神であるアマテラスの孫であるニギギが天下（天孫降臨）り、それから４代目のカムヤマトイワレヒコスメラミコト（神武天皇）が初代天皇に即位して、現在（2017年）の今上天皇は１２５代目となる。
これが日本の歴史です。
神話は作り話だと思われているみたいですが、神話は必ずしも作り話ではなく、その史実に原型が存するために後世に残された口伝であり記録です。
ギリシャ神話しかりあのトロイヤの遺跡もシュリーマンが発掘したように、現代ではさらにDNA鑑定、炭素１４代測定法などにより、世界最古の文明はメソポタミヤより日本の縄文時代とされる説が有力になっている。
だから現代の考古学者はとても忙しい。
縄文時代は１万6500年前、約１万年前のメソポタミアより古く、キリストが誕生し十字架にかかる時代より、はるか660年以上前に神武天皇は即位しています。
縄文時代が狩猟採集の原始時代と根気良く教えているのは日本の教育だけかもしれません。稲作が弥生時代から始まったなどともうデタラメは話せない時代になりました。
だからと言って気負うことは何一つありません。世界最古の土器も縄文なら漆の漆器も縄文なのです。全ては日本列島から大陸に発信した文化です。
さて、冒頭の一神教の世界と八百万の神々の世界、一体どちらの世界が安寧な世の中になるのでしょうか？おっと、二者選択は一神教の世界でした。（笑）